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研究会の活動報告一覧

第4研究 古典籍の保存・継承のための画像・テキストデータベースの構築と日本文化の歴史的研究
研究代表者:福田 智子(文化情報学部)


開催日時2017年3月14日 10時30分~16時30分
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の五つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)寝覚香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:冴香(村田 冴子)
「寝覚」にちなむ「碪(きぬた)」「鹿」「虫」「枕」を香名とする組香。聞きの褒美には、「宵の寝覚」「暁の寝覚」「旅の寝覚」などと記す。
(2)一陽香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:智玩(福田 智子)
「一陽来復」を主題とする組香。「一」「二」「三」「客」の香のうち、「一」の香のみ試香があり、その他は無試十炷香の通りに聞く。
(3)梅花香
出香:宗環(矢野 環) 香元:智玩(福田 智子) 執筆:佐知(川崎 佐知子)
「月夜にはそれ共見へす梅花かをたつねてそ知へかりける」(古今集・凡河内躬恒)に依拠する組香。
(4)陸奥名所香
出香:宗環(矢野 環) 香元:美都(高橋 美都) 執筆:佐知(川崎佐知子)
 「松嶋」「塩竃」「小舟」の香を二炷開きにする組香。聞きの名目は、「烟」「月」「雄嶋」「籬の島」と記す。
(5)異雪月花香
出香:宗環(矢野 環) 香元:佐知(川崎佐知子) 執筆:美都(高橋 美都)
 後西院勅作と記される組香。「雪」「月」「花」の香を二炷聞きにする。「木々盛」「朝の原」他の聞きの名目は、その根拠を先行する和歌に求め得る。


開催日時2017年2月26日 10時30分~17時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館1階会議室
テーマ〈好忠百首〉解説原稿および注釈原稿の検討
発表者福田 智子 他
研究会内容 〈好忠百首〉の注釈書刊行のため、昨日に引き続き、各人が担当する解説原稿について検討を行うとともに、注釈原稿の問題点についても検討を行った。具体的には次のとおり。
・〈好忠百首〉における『古今集』『後撰集』および歌合受容
 ―四季部・恋部を中心に―
福田 智子
・〈好忠百首〉における『古今集』『後撰集』および歌合受容
 ―沓冠・物名部を中心に―
 同上
・『好忠百首全釈』凡例
南里 一郎
・好忠百首の歌枕
福田 智子
・好忠百首〈全釈〉注釈原稿の検討
南里 一郎


開催日時2017年2月25日 10時30分~18時00分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館1階会議室
テーマ〈好忠百首〉解説原稿の検討
発表者南里 一郎 他
研究会内容 〈好忠百首〉の注釈書刊行のため、今回は、各人が担当する解説原稿について検討を行った。具体的には次のとおり。
・曽祢好忠年表
福田 智子
・好忠百首と大納言源朝臣大饗屏風歌の先後関係
 同上
・曽祢好忠伝記メモ
 同上
・曾禰好忠集の伝本と好忠百首の本文
南里 一郎
・初期百首対照
 同上
・「好忠百首」における『万葉集』享受
曽根 誠一
・好忠の不遇と老いの歌
黒木 香

開催日時2016年12月17日 10時30分~16時00分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討と『好忠百首全釈』出版に向けての今後の予定確認
発表者南里 一郎
研究会内容 〈好忠百首〉の注釈原稿について、南里一郎の担当で、百首歌冒頭に置かれる序文の再検討を行った。先に検討した結果を踏まえながら、新たな用例を加え、〈好忠百首〉編纂の意図を序文からどのように読み取っていくか、意見交換を行い、最終的な方針を定めた。
 また、2017年秋の『好忠百首全釈』出版に向けて、解説原稿のテーマを一部修正し、執筆担当者を決定した。さらに、事務局から、今後のスケジュールが再度確認された。
 なお、今回の検討会は、11月5日(土)に行う予定であった会が延期されたものである。次回の検討会は、2月25日(土)26日(日)に行うことで了承された。


開催日時2016年9月23日 10時30分~16時00分
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の四つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)新菊合香
出香:宗環(矢野 環) 香元:佐知(川崎 佐知子) 執筆:美詠(安部 美里)
「秋風の吹上にたてる白ぎくは 花かあらぬか波のよするか」(古今集・菅原朝臣)に依拠する組香。
(2)深山木香
出香:宗環(矢野 環) 香元:佐知(川崎佐知子) 執筆:あかね(森 あかね)
「深山木のその梢とも見へさりし 桜は花にあらはれにけり」(詞花和歌集・源頼政)に依拠する組香。
(3)志賀香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:美都(高橋 美都)
「匂ひくる風の便りをしほりにて 花にこへ行く志賀の山道」(新千載集・法印定為)に依拠する組香。
(4)礒鵆香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:佐知(川崎佐知子)
「塩の山さし出の礒にすむ千鳥 君か御代をは八千代とそ鳴く」(古今集・よみ人不知)に依拠する組香。

開催日時2016年9月19日 10時30分~18時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者曽根 誠一 他
研究会内容  〈好忠百首〉物名歌(事物の名の文字列を、その意味とは関係なく詠み込んだ和歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉101~103番の歌、および沓冠歌群の序文である。前者は曽根誠一が、また後者は、南里一郎が担当した。
 次回の検討会は、11月5日(土)に行うことで承認された。

開催日時2016年9月10日 10時30分~18時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者岩坪 健 他
研究会内容 〈好忠百首〉物名歌(事物の名の文字列を、その意味とは関係なく詠み込んだ和歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉96~100番の歌である。96・97番を岩坪健、98~100番を曽根誠一が担当した。
 次回の検討会は、9月19日(月)敬老の日に行うことで承認された。

開催日時2016年8月26日 10時30分~16時30分
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の四つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)竜田川香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:美都(高橋 美都)
 「竜田川紅葉みたれて流るめり渡らは錦中やたへなん」(古今集・よみ人不知)の本歌取り「竜田川栬をとつる薄氷渡らはそれも中やたへなん」(新古今集・家隆)に依拠する組香。
(2)夕暮香
出香:宗環(矢野 環) 香元:佐知(川崎佐知子) 執筆:あかね(森 あかね)
 いわゆる三夕の歌、「さびしさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕ぐれ」(寂蓮)、「こころなき身にもあはれはしられけりしぎたつ沢の秋の夕暮」(西行)、「見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとま屋の秋の夕暮」(定家)に依拠する組香。
(3)三神香
出香:宗環(矢野 環) 香元:あかね(森 あかね) 執筆:佐知(川崎佐知子)
 「夜やさむき衣やうすきかたそきのゆきあいの間より霜やおくらん」(住吉)、 「立かへりまたも此世に跡たれん名もおもしろき和哥の浦波」(玉津嶋)、「ほのほのと明石の浦の朝霧に嶋かくれ行舟おしそおもふ」(人麿)の三首に依拠する組香。
(4)慶賀香
出香:宗環(矢野 環) 香元:智玩(福田 智子) 執筆:尭裕(宮崎 裕子)
 香に「松」「竹」「靎」「龜」「蓬莱山」といっためでたい名称を付け、多く出た香によって、「松」「竹」の香の場合は「嘉-辰 令-月 歓 極  萬-歳 千 秋 楽タレハナラ 」、「靎」「龜」の香では「君が代は千代にや千代をさゝれ石の巌となりて苔のむすまで」と、記録の最後に記す組香。

開催日時2016年8月24日 10時30分~17時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館1階会議室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討と解説原稿のテーマおよび執筆担当者の決定
発表者福田 智子
研究会内容 まず、〈好忠百首〉物名歌(事物の名の文字列を、その意味とは関係なく詠み込んだ和歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉92~95番の歌である。
 次に、『好忠百首全釈』に掲載するための解説原稿のテーマおよび担当を決定した。
 次回の検討会は、9月10日(土)に行うことで承認された。


開催日時2016年8月23日 10時30分~17時00分
開催場所同志社大学室町キャンパス寒梅館6階大会議室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者南里 一郎
研究会内容 〈好忠百首〉物名歌(事物の名の文字列を、その意味とは関係なく詠み込んだ和歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉86~91番の歌である。
 次回の検討会は、予定通り、翌24日(水)に行うことで承認された。


開催日時2016年8月22日 10時30分~18時00分
開催場所同志社大学室町キャンパス寒梅館6階大会議室
テーマ夏の全体集会
発表者深川 大路・末松 剛他
研究会内容 本共同研究には複数の部会があるが、今回は、それら全体の研究集会をおこなった。プログラムは以下のとおり。

・画像注釈システムTIRAMiSの開発
深川 大路
・初期平安宮について―「第一次平安京説」の再検討―
末松 剛
・忠こそ物語における長編への方法
森 あかね
・好忠百首注釈余滴
南里 一郎
・初期百首の歌枕
福田 智子
・与謝野晶子『新訳源氏物語』菊判・縮刷版の本文異同
村田 冴子
・『斐太後風土記』記載の手工業製品とその生産量
松森 智彦
・中島みゆきの人気の秘密
大田 靖

開催日時2016年7月7日 14時30分~17時30分
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の三つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)外山路香
出香:宗環(矢野 環)
香元:智玩(福田 智子)
執筆:佐知(川崎佐知子)
 『拾遺集』源公忠朝臣歌に拠った組香。「山路」香三包、「郭公」香二包のうち、各一包を除いた三包をまず前段で聞き、後段では、除いた二包のうちの一包を聞くというもの。
(2)蛙香
出香:宗環(矢野 環)
香元:あかね(森 あかね)
執筆:佐知(川崎佐知子)
 『夫木抄』の従二位家隆卿の歌に拠った組香。前段では、試香のある「池蛙」「田蛙」「沼蛙」の香と「水」の香をペアにした三組を聞き、後段では、「池蛙」「田蛙」「沼蛙」の香に「井手の蛙」の香を加え、「井手の蛙」の香が出たら香席を終わるというもの。
(3)新時鳥香
出香:宗環(矢野 環)
香元:佐知(川崎佐知子)
執筆:あかね(森 あかね)
 『百人一首』後徳大寺左大臣の歌に拠った組香。前段は、試香のある「一」「二」の香(試香あり)と「三」の香、各二包から一包を除いた五包を聞き、後段の二包は、「有明」「月」の香のうち、組み合わせが同香か異香かを答えるというもの。
 依拠した和歌について、どのような点に着目して組香に仕立てるか、一定の決まりがある場合もあることが確認された。

開催日時2016年7月2日 10時30分~17時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者福田 智子 他
研究会内容 まず、和歌文学会6月例会〔6月18日(土)、立教大学池袋キャンパス8号館2階8201教室〕における発表特集「日本語学研究からみる和歌文学」について、南里一郎氏による報告により、問題点の詳細な把握と検討をおこなった。
 次に、〈好忠百首〉沓冠歌の注釈原稿の再検討では、曽根誠一氏担当の〈好忠百首〉75・76番の2首と、福田智子担当の77~79番の3首、計5首の歌の検討を行った。
 次回の検討会は、夏の全体集会の翌日から、8月23日(火)、24日(水)の2日間にわたりおこなうということで承認された。

開催日時2016年6月26日 10時30分~17時45分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者曽根 誠一 他
研究会内容 今回は、まず、和歌文学会6月例会〔6月18日(土)、立教大学池袋キャンパス8号館2階8201教室〕における発表特集「日本語学研究からみる和歌文学」について、南里一郎氏による報告があった。内容についての詳細は、発表レジュメを参照することにし、次回の研究会にて、引き続き討議することにした。
 〈好忠百首〉沓冠歌の注釈原稿の再検討では、曽根誠一氏担当の〈好忠百首〉70~74番の5首の歌の検討を行った。
 次回の検討会は、7月2日(土)ということで承認された。

開催日時2016年6月9日 14時30分 ~ 18時
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の3つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)水無月香
出香:宗環〔矢野 環〕
香元:美都〔高橋 美都〕
執筆:あかね〔森 あかね〕
 『古今集』紀貫之歌と『後拾遺集』源頼実の歌に拠った組香。三種類の地香各二包、計六包から一包を抜いた五包に、客香三包を加えた計八包を聞き当てるというもの。
(2)八雲香
出香:宗環〔矢野 環〕
香元:佐知〔川崎 佐知子〕
執筆:美都〔高橋 美都〕
 伝書に和歌本文全体は掲出されていないが、言うまでもなく、「八雲立つ 出雲八重垣……」に拠った組香。三種類の地香(八重垣)と二種類の客香、各一包の計五包から一包抜き、四包を二包ずつの組にして、聞きの名目で答える。
(3)一声香
出香:宗環〔矢野 環〕
香元:あかね〔森 あかね〕
執筆:佐知〔川崎 佐知子〕
 『拾遺集』公忠歌に拠った組香。5-7-5-7-7を五種五包の香に充て、初段では、試香のある「郭公」(公忠歌では第三句にあたる)を聞き当てる。後段では、前段の「火末」(焚き殻)を順不同で焚き出し、やはり「郭公」が何番目に出たかを答える。前段の香の焚き殻を、後段ですべて焚く組香は珍しい。
 以上の組香は、いずれも和歌をもとにしており、香道が、文学、とくに和歌と密接な関わりを持つという従来の例に、これらを付加することができる。

開催日時2016年5月14日 11時00分~19時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者岩坪 健
研究会内容 〈好忠百首〉沓冠歌(和歌の最初と最後の文字を規定した歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉65~69番の歌である。
 次回の検討会は、6月26日(日)ということで承認された。

開催日時2016年5月12日 10時30分~16時00分
開催場所同志社大学京田辺校地夢告館312号室
テーマ『香道籬之菊』所載組香の実習と考察
発表者矢野 環 他
研究会内容 竹幽文庫本『香道籬之菊』所収の4つの組香について、伝書に基づいた組香を行い、その内容について考察した。具体的には次のとおり。
(1)白川香
出香:宗環(矢野 環)
香元:みと(高橋 美都)
執筆:智玩(福田 智子)
 『後拾遺集』の能因法師歌と『千載集』の従三位頼政の歌をもとにした組香。三種類の香のうち、二種類は試香を行い、本香で三種類三炷を聞き当てるというもの。
(2)十一種香
出香:宗環(矢野 環)
香元:あかね(森 あかね)
執筆:智玩(福田 智子)
 一の香のみ試香を行い、残り二~五の香各二炷とウ香一炷を順に一炷ずつ加えながら、二炷聞きにするもの。かなり凝った作りの組香である。
(3)十六夜香
出香:宗環(矢野 環)
香元:智玩(福田 智子)
執筆:美都(高橋 美都)
 「いざよふ雲」「いざよふ波」「いざよふ恋」の三種類の香(試香あり)各一包全三包から一包除き、その二包にもう一種類の香「いざよふ月」一包を加え、計三炷を聞き当てるというもの。
(4)四季三詠香
出香:宗環(矢野 環)
香元:智玩(福田 智子)
執筆:あかね(森 あかね)
 前段では、三種類の香各二包と客香一包の計七炷を聞き、後段では三種類の香のうちの一炷を焚き出して、前段のどのペアと同じ香であるかを聞き当てるもの。聞きの名目が二十一にも及ぶ。

 とくに(1)(3)(4)の組香には、和歌や物語、謡曲など、文学作品との緊密な関係が見出された。

開催日時2016年4月23日 10時30分~17時30分
開催場所同志社大学今出川キャンパス徳照館411号室
テーマ〈好忠百首〉注釈原稿の検討
発表者福田 智子
研究会内容 〈好忠百首〉沓冠歌(和歌の最初と最後の文字を規定した歌)の注釈原稿の再検討を行った。今回取り上げたのは、〈好忠百首〉58~64番の歌である。
 これまでの〈好忠百首〉注釈原稿の再検討において、〈好忠百首〉の表現が、特定の先行歌2首の発想や表現を組み合わせて詠作されていることがわかってきたが、今回の研究会でも、その方向性が確認された。
 それは、5-7-5-7-7の短歌形式の中に、冠と沓の文字を自ら規定することで、実験的な詠歌の場を設定し、その中で意識的に生み出された作歌の方法であると考えられる。この点については、今後、解説原稿を執筆する必要がある。
 なお、今回は、研究会の最後に、『好忠百首注釈』出版までの予定が再確認された。出版は、2017年秋を目指す。