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研究会の活動報告一覧

第7研究 衣食住文化からみた解放前後の日韓関係
研究代表者:板垣 竜太(社会学部)


開催日時2018年2月24日 09時00分~18時00分
開催場所大阪府(多奈川、樽井、岸和田)
テーマ「衣食住文化からみた解放前後の日韓関係」共同調査
発表者鄭祐宗ほか
研究会内容本研究会は、国際学術ワークショップ(二国間交流事業)の一環として、メンバーによる共同調査(フィールドワーク)をおこなうことにしている。いわば「衣食住」の現場における研究会である。研究会メンバー6名、国外メンバー6名、通訳1名の参加により、次のとおり進行した(なお、移動はバスを用いた)。総合的な講師兼現地案内役を鄭祐宗さん(大谷大)にお願いしたほか、現地で2名のゲスト講師からお話をうかがった。

09:00~10:30 移動(バス)

10:30~12:15 多奈川事件の調査、聞き取り
1952年3月に起きた「密造酒」一斉取締事件(多奈川事件)を中心として、多奈川地区(大阪府岬町)の在日朝鮮人の衣食住について調査するために現地をまわり、また関係者のお話をうかがった。

12:15~12:45 移動(バス)

12:45~15:00 樽井における衣食住
樽井において在日料理を食べたのち、いわゆる「朝鮮町」(1930年代に食生活に関する調査がおこなわれた)の跡地を見学した。また、関連する地域の遺跡を確認した。

15:00~15:30 移動(バス)

15:30~17:00 岸和田紡績の跡地調査
数多くの在日朝鮮人労働者が働いていた岸和田紡績の跡地を見学しながら、当時の状況について調査した。また、蛸地蔵に移動し、「城南住宅」跡を調査した。

17:00~18:00 バス(移動)→終了


開催日時2018年2月23日 10時45分~18時00分
開催場所同志社大学大阪サテライト・キャンパス OS2
テーマ衣食住文化からみた解放前後の日韓関係 第4回国際学術ワークショップ
発表者太田修、福岡正章、李松順、李定垠ほか
研究会内容10:45~11:00 趣旨説明   板垣竜太(同志社大学)

第1部 食べるということ   司会:鄭昞旭(高麗大学校)

11:00~12:00 第1報告
報告者:李松順(高麗大学校)
報告主題:解放前後朝鮮半島における食生活の様相と変容- 食生活の地域性と雑種性
討論者:李杏理(国際基督教大学)
解放前の朝鮮半島と解放後の南朝鮮-韓国の食生活の変化について、その地域差に注目しながら、新たなものを採り入れていく様相を概論的に把握した。

13:15~14:15 第2報告
報告者:太田修(同志社大学)
報告主題:朝鮮戦争と食-ある労働者の日記からみる食事情
討論:呉昌炫(国立民俗博物館)
電気工が書き残した日記をもとに、朝鮮戦争期を中心とした食糧および物価事情について論じた。

第2部 着るということ   司会:廉馥圭(高麗大学校)

14:30~15:30 第3報告
報告者:福岡正章(同志社大学)
報告主題:1930年代の朝鮮における衣生活の変化
討論者:李柱澔(高麗大学校)
1930年代の朝鮮において、洋服用の生地の販売量が増加したことと、洋裁の普及との関係について論じた。

15:45~16:45 第4報告
報告者:李定垠(歴史問題研究所/高麗大学校)
報告主題:1950年代の大韓民国におけるナイロンの流行
討論者:安田昌史(同志社大学)
1950年代の韓国においてナイロン製品が爆発的に流行し、収束していったプロセスとその背景について論じた。

17:00~18:00 打ち合わせ
※来年2月に予定されている最後の国際学術シンポジウムの計画について打ち合わせた。


開催日時2017年11月19日 14時00分~17時00分
開催場所同志社大学志高館SK390
テーマ日記からみた解放直後南朝鮮の食
発表者太田修
研究会内容14:00~16:00 報告
報告者:太田修(同志社大学)
報告主題:「仁川の電気工I氏の日記(1945~1950)からみた食」
(内容)電気工が書き残した日記をもとに、解放直後の仁川の食糧事情、具体的には配給、食糧流通、生活品販売組合、インフレ、生活難、中国人の食堂や食文化などに関して論じた。

16:10~17:00 打ち合わせ
※来年2月に予定されている国際学術ワークショップの計画について打ち合わせた。


開催日時2017年7月16日 10時00分~18時00分
開催場所仁川地域
テーマ「衣食住文化からみた解放前後の日韓関係」共同調査
発表者鄭昞旭ほか
研究会内容 本研究会は、国際学術ワークショップ(二国間交流事業)の一環として、メンバーによる共同調査(フィールドワーク)をおこなうことにしている。いわば「衣食住」の現場における研究会である。研究会メンバーから5名のほか韓国の交流メンバーが参加した。鄭昞旭氏編集「仁川踏査資料」をもとに仁川地域をまわった。
 まず、チャジャン麺博物館を、職員によるレクチャーを受けながら観覧した。次に、華僑中山学校内の清国領事館跡を見たのち、自由公園、済物浦倶楽部、中区庁を経由して、仁川開港場近代建築展示館(旧・日本第一八銀行支店)、仁川開港博物館(旧・仁川日本第一銀行支店)を観覧した。大佛ホテル跡、旧・日本郵船株式会社支店、清・日租界地境界階段を経て、仁川華僑歴史館を観覧した。そこから船橋(ペダリ)地域へと移動し、朝鮮燐寸株式会社跡を経て、永化初等学校および昌榮初等学校の近代建築を見学した。最後に、仁川醸造造株式会社の跡地を見学して、長いフィールドワークを終えた。


開催日時2017年7月15日 13時00分~18時00分
開催場所高麗大学校 西館(文科大学) B110
テーマ衣食住文化からみた解放前後の日韓関係 第3回国際学術ワークショップ
発表者呉昌炫・板垣竜太
研究会内容第7研究の2017年度第2回目の研究会として、ソウルにおいて国際学術ワークショップを開催した(二国間交流事業の一環として開催)。研究会メンバーから5名のほか韓国の交流メンバーが参加した。
1) 呉昌炫 (国立民俗博物館)「20世紀におけるミョルチ(片口鰯)漁業の拡大と食生活の変動」
植民期朝鮮から現代韓国にかけて、ミョルチ(片口鰯)の漁業技術と消費慣行および市場統合が日本との関係でどのように展開したかを考察した。

2) 呉セミナ(오세미나) (無形文化研究院)「解放後における製菓器具と技術の再現を通じてみた近代文化の定着過程に関する研究:群山地域の製菓店の事例研究」
植民地期に群山地域で開店したパン屋が、解放後、つくりなおされ再びパン屋となって現代にいたる過程を、ブリコラージュ的な製菓技術の編成や家族ネットワークに注目して論じた。

3) 板垣竜太 (同志社大)「北朝鮮民俗学の衣食住調査に関する予備的考察」
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の民俗学(etnografiya)の研究者が、1950年代後半から1960年代前半にかけておこなった現地調査がどのような歴史的脈絡で実現し、そこに衣食住文化がどのように記述されていたかを論じた。


開催日時2017年6月10日 14時00分~17時30分
開催場所同志社大学志高館SK390
テーマ植民地期の江原道の衣食住について ほか
発表者樋口雄一  李杏理
研究会内容14:00~16:00 報告
報告者:樋口雄一(高麗博物館)
報告主題:「江原道の農民について」
(内容)これまでの報告者の長年にわたる植民地朝鮮の民衆史研究のうち、主に江原道地域に関わる研究について報告いただいた。特に、江原道の火田民の生活実態に関する最新のインタビュー調査、衛生状態に関する調査資料、こうした研究をするにあたっての基本姿勢について語っていただき、活発な討論がおこなわれた。

16:15~17:30 書評+情報交換会
書評:伊地知紀子『消されたマッコリ』(社会評論社、2015年)
報告者:李杏理(国際基督教大学ジェンダー研究センター)
※今回ははじめて書評の時間を設けた。在日朝鮮人のマッコリづくりをめぐる生活文化史の研究について紹介をしたうえで、基本的な事実関係、裁判資料の分析、在日朝鮮人運動、ジェンダーという4つの観点から評価がなされた。