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第15研究 近現代京都の社会と空間に関する総合的研究 研究代表者:本岡 拓哉(人文科学研究所)
本研究では、人文地理学や経済史、社会学、歴史学を専門とする研究者が共同研究メンバーとなり、近現代の京都の人びとの「くらし」や「まち」をめぐる社会・政治構造を浮き彫りにしていく。空間と社会とを関係的にかつ動態的に捉える見方を共通の研究の視座に設定し、近代から現代にかけての京都という都市の種別性を明示するとともに、京都特有の都市の奥行きが成立する要件を解明することが目指される。都市・京都の新たな一面を提示し、さらには京都に生きる人々の「くらし」や「まち」に対する多元的な見方を獲得することが本研究の意義となる。
2023年度
開催日時 | 第5回研究会・2024年3月27日 14時00分~17時30分 |
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開催場所 | 啓明館2階共同研究室A、オンライン併用 |
テーマ | 『社会科学』特集へ向けた研究構想会1 |
発表者 | 安田昌史、中村圭、三俣延子、鯵坂学(嘱託研究員(社外)) |
研究会内容 |
2023年度第5回研究会では、本第15部門研究の成果として想定している『社会科学』特集へ向けた、各メンバーによる研究構想発表会を開催した。まずは代表者によって本部門研究の対象(近現代京都の文化、周縁、開発)や視点(空間と社会の動態的把握)が改めて提示されるとともに、『社会科学』特集の要件や締切などの確認が行われた。そのうえで、下記の4名の報告が行われた。 ・安田昌史「戦後、京友禅産業における朝鮮人の同業者組合―京都友禅蒸水洗工業協同組合を事例に―」 ・中村圭「昭和50年代、京都祇園祭の山鉾復興を支えた町衆、学区、組織 ―蟷螂山の再建を中心として―」 ・三俣延子「京都府立植物園の環境経済史、試論」 ・鯵坂学「京都の住民運動の実相―2000年以降を中心に―」 それぞれの報告に対してメンバー間の質疑応答やアドバイスの提示を通じて、研究構想を論文化していくための今後の道筋や課題が整理されるとともに、各報告者同士の関連性が可視化する機会ともなった。また全報告終了後には、複数の特集企画の立案を含めて、今後のテーマについて再確認する必要があることが示された。今年度最後の研究会のため、次年度の研究会のスケジュールや進め方も確認された。参加者は対面、オンライン合わせて14名だった。 |
開催日時 | 第4回研究会・2023年11月11日 13時30分~16時00分 |
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開催場所 | 柳原銀行記念資料館、崇仁地区界隈 |
テーマ | 崇仁フィールドワーク |
発表者 | 山内政夫(柳原銀行記念資料館運営委員会事務局長) |
研究会内容 | 2023年度第4回研究会は、柳原銀行記念資料館運営委員会事務局長の山内政夫氏の案内のもと崇仁地区フィールドワークを実施した。まず、柳原銀行資料館を訪問し、展示資料を通じて柳原銀行の設立の経緯をはじめ、近世から近代における崇仁地区の歴史についてレクチャーを受けた。その後、崇仁地区のフィールドワークとして、地域を流れる高瀬川に沿って旧六条村周辺を中心に歩いた。かつての風景の痕跡を辿りながら、当該地域の変容のあり方を確認するまち歩きとなった。その後、柳原銀行に戻り、フィールドワークの振り返りを実施した。また、京都市立芸術大学の移転に伴う地域の変容や今後のまちづくり活動について参加者の間で議論も行った。当日の参加者は8名であった。 |
開催日時 | 第3回研究会・2023年7月14日 13時00分~17時30分 |
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開催場所 | 京都市歴史資料館、祇園祭山鉾町(放下鉾、蟷螂山、菊水鉾、郭巨山、太子山など) |
テーマ | 祇園祭山鉾町のフィールドワーク |
発表者 | 秋元せき(京都市歴史資料館) 中村圭(島根県立大学) |
研究会内容 | 2023年度第3回研究会は、祇園祭山鉾町フィールドワークを実施した。まず、京都市歴史資料館にて秋元せき氏の案内のもと、特別展「祇園祭と町の風景―館蔵品をひもとけば―」を見学した。近世の文書資料に加えて、昭和30年代の祇園祭開催時の町並みを撮影したパノラマ写真など視覚的な資料を見物することで、祇園祭と町の関係の歴史的なあり方を理解する機会となった。その後、四条室町の京都経済センター前に移動し、中村圭氏の案内のもと、放下鉾や蟷螂山、菊水鉾、郭巨山、太子山などの山鉾町を見学した。コロナ禍の影響で4年ぶりの本格的な開催であり、従前の雰囲気を体感するとともに、山鉾町それぞれの景観(空間)と地域コミュニティの関係性について議論することができた。参加者は10名だった。 |
開催日時 | 第2回研究会・2023年6月23日 16時00分~18時15分 |
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開催場所 | 同志社大学啓明館2階 共同研究室A、オンライン併用 |
テーマ | 近代京都の都市周縁と祭礼―神輿舁きを巡って― |
発表者 | 中西 仁 |
研究会内容 | 2023年度第2回研究会では、立命館大学産業社会学部の中西仁氏をゲスト講師に招き、近代京都の都市周縁と祭礼をテーマに報告いただいた。報告ではまず都市周縁とはなにか、近代以降の京都の都市形成と部落の関係の中で捉えたうえで、部落史の先行研究から祭礼と部落との関係事例が紹介された。そこでは1871年の「解放令」以降、近世の身分制度で賤民とされてきた人々が、平等な氏子としての地位承認を求めて、祭礼参加、特に神輿舁きへの志向を高めていったことが確認された。そして、今宮祭、御霊祭、祇園祭を事例に、文書や新聞記事を用いて祭礼と部落との関係を明らかにされ、祭礼からの排除や参入するための戦略が具体的に示された。報告後、報告者と参加者との間で他地域との比較や近世社会における役割との関係性が議論された。今回の報告では、近代京都の周縁における排除と包摂のあり方が祭礼を通じて明示されるものであり、本研究会がテーマとする近代京都の文化と周縁の結節性を考察する上で大変貴重な機会となった。参加者は対面、オンライン合わせて13名だった。 |
開催日時 | 第1回研究会・2023年5月19日 16時00分~18時30分 |
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開催場所 | 同志社大学啓明館2階 共同研究室A、オンライン併用 |
テーマ | 佛教大学蔵竹田聴洲フィルム資料 ―同志社大学人文研が制作した昭和30年代の記録映像資料群― |
発表者 | 長谷川奨悟 |
研究会内容 |
2023年度第1回研究会では、佛教大学宗教文化ミュージアム学芸員の長谷川奨悟氏をゲスト講師に招き、民俗学者の竹田聴洲(同志社大、佛教大教授)が残した映像フィルムをテーマに、その保存および活用に関して報告いただいた。報告ではまず竹田聴洲の学問的背景として、民俗学者柳田國男の影響、復員後に亀岡にある無量寺の住職となり、民俗資料が豊富は丹波地方で活動したこと、さらには西田直二郎の影響で活動写真による記録作成に携わったことが示された。また、今回の映像フィルムが作成された経緯として、1958年から1961年にかけて同志社大学人文科学研究所で行われた「近代京都に於ける社会的発展の諸条件」の「意識思想部門」班の活動方針が振り返られ、班長の三品彰英とともに、六斎念仏をはじめ京都の民俗芸能の映像記録撮影が行われたことが確認された。続いて、現存する映像フィルムの状況を確認したうえで、佛教大学宗教文化ミュージアムではいかにデジタル化、アーカイブ化したか、情報処理/映像処理/権利処理の観点から説明があった。当日は実際に千本えんま堂大念仏狂言「花折」の映像フィルムを実際に閲覧しつつ具体的にそのあり方が提示された。 質疑応答では、映像フィルムの公開方法や、映像フィルム内に当時の人々の生活が映り込んでいるのではないかということ、同志社大学と竹田聴洲ならびに民俗学との関係についてなどが議論された。 参加者は対面、オンライン合わせて15名だった。 |
2022年度
開催日時 | 第6回研究会・2022年12月15日 13時30分~15時 |
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開催場所 | 同志社大学啓明館3階 人文科学研究所事務室内会議室 |
テーマ | 同志社人文研「京都関係資料」(2022年新規受入)を見る会 |
研究会内容 | 同志社大学人文科学研究所(以下、同志社人文研)では、この間「京都を始めとする近現代日本の地域研究」を重点研究分野の一つに設定し、それに連動する形で、近現代京都に関する文書類や地図類を中心に、様々な史資料の収集活動を積極的に行なっている。第6回研究会は、2022年度(2022年4月から11月末まで)に同志社人文研で受け入れた史資料群を確認し、研究を含めた利用の価値を検討する機会とした。同史資料群には、明治初期に発刊された「京都新報」のほか、近代以降の京都の都市開発や博覧会に関するもの、祇園祭関係資料などが含まれており、参加者はそれぞれの研究可能性を検討した。また、今後の収集方針や公開方法も議論され、本企画の定例化などのアイデアも出された。参加者は5名であった。 |
開催日時 | 第5回研究会・2022年10月26日 15時~18時 |
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開催場所 | 同志社大学至誠館3階会議室 オンライン併用 |
テーマ | 京都五山送り火の持続、変容、そして継承 |
発表者 | 得能 司(同志社大学大学院社会学研究科後期博士課程) 鯵坂 学(同志社大学名誉教授) |
研究会内容 |
第5回研究会では、「京都五山送り火の持続、変容、そして継承」のテーマのもと、得能司氏による「コロナ禍に大文字送り火を継承する「祭縁」―同志社大学社会学部板垣ゼミの社会調査実習より―」ならびに鰺坂学氏による「京都の五山送り火行事の持続と変容―左京区松ヶ崎の「妙法」を中心に―」の報告が行われた。 得能氏からは、担い手不足問題のなかコロナ禍においてさらなる困難を抱える大文字送り火が、いかなる工夫のもと存続しているのかをテーマに、参与観察やインタビュー調査の結果が報告された。 鯵坂氏の報告では、松ヶ崎の送り火「妙法」を事例に、近代化や都市化による地域社会の変容を受けて、担い手の意志やイデアがいかに継承されてきたかが実証的に明示された。 報告後、都市祭礼としてのあり方をめぐって、そもそも送り火は「都市の祭りか、ムラの祭りか」といった点で議論になった。また、宗教的な意義のほか、視覚的な点や都市のスペクタクルとして、送り火は御所を含めた市街地からの目線を想定したものになっており、その意味で近世における相給村との位置付けについての指摘もあった。本研究会を通じて、改めて五山送り火研究の可能性が開かれる機会となったと思われる。 参加者は12名(うちオンライン参加5名)であった。 |
開催日時 | 第4回研究会・2022年9月5日 14時~16時30分 |
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開催場所 | 同志社大学光塩館B1会議室 オンライン併用 |
テーマ | 祇園祭船鉾の存続を支えた近代京都の社会空間 |
発表者 | 佐藤弘隆(愛知大学) |
研究会内容 |
第4回研究会では、佐藤弘隆氏による「祇園祭鮒鉾の存続を支えた近代京都の社会区空間」の報告が行われた。本報告の目的は、近代移行期の京都の山鉾町を対象地域に、都市と祭礼との関係性を再考することであった。まず、研究の視点として、人文地理学で議論されてきた社会空間概念が適用され、祭礼が社会と空間を結びつける文化的過程であるとともに、祭礼文化が社会や空間からの影響を受けて創出されることが提示された。そのうえで、GISの活用を含めた関係諸資料の丹念な分析を通じて、近代移行期の京都の都市空間の再編が山鉾町の地域社会にいかなる影響を与えたのか、そして山鉾巡行の継続や船鉾復興をめぐる諸主体の営為が明らかにされた。 以上の報告を踏まえて、社会空間概念の適用の意義や限界について、山鉾町の地域社会の変化として土地の相続や売買がいかに行われたのかに関して、さらには現代に至る山鉾巡行の持続性などをめぐって議論が行われた。 本報告は、本研究会メンバーが研究対象として共有する祇園祭と地域社会との関係性に迫る内容であるとともに、本研究会のフレームワークとなる空間と社会の関係性に関する理論を提示するものであり、今後の共同研究の遂行にとっても有意義な会になったと思われる。 参加者は16名(うちオンライン参加5名、オブザーバー1名)であった。 |
開催日時 | 第3回研究会・2022年6月28日 15時~17時 |
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開催場所 | 京都東九条地域 |
テーマ | 東九条フィールドワーク |
発表者 | 高野昭雄(大阪大谷大学)、渡辺毅(穀雨企画室) |
研究会内容 |
第3回研究会は東九条地域でフィールドワークを実施した。まず事前に、啓明館2階共同研究室Aにて、高野昭雄氏による「在日朝鮮人と廃品回収業−−京都市東九条を事例に−−」のレクチャーが行われ、当該地域の歴史や在日朝鮮人の集住要因や生業としての廃品回収業について学ぶ機会となった。 そして現地に移動し、長年、東九条マダンの運営に携わってきた、穀雨企画室の渡辺毅氏(ゲスト講師)の案内で当該地域のフィールドワークが実施された。京都駅八条口を起点に、東九条地域に向かい、新幹線敷設や道路拡張、改良住宅建設をはじめとした東九条の開発の跡を辿りつつ、この間のホテル建設が増加する状況なども確認した。また、人口減少を背景にして増加する空き地を見学する中で、行政対応を含めていかなる取り組みが可能か、参加者の間で議論となった。さらに多文化共生を目指し様々な取り組みを行なっている、社会福祉法人希望の家の諸施設やコミュニティカフェほっこりを訪問し、共生社会を実現するための地道な取り組みについて考える機会となった。その後、劇場THEATRE E9 KYOTOや在日大韓基督教会、かつて在日朝鮮人が集住したバラック地帯の跡地などを見学した。 本フィールドワークを通じて、東九条地域の歴史や現況を理解するとともに、共生や寛容な社会を実現するためのまちづくりや多様な取り組みについて考える良い機会となった。参加者は9名(オブザーバー1名含む)であった。 |
開催日時 | 第2回研究会・2022年5月30日 9時30分~16時 |
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開催場所 | 山本宣治資料展示室、ウトロ平和祈念館 |
テーマ | 宇治フィールドワーク |
発表者 | 薮田秀雄(宇治山宣会)、斎藤正樹(ウトロを守る会) |
研究会内容 |
第2回研究会は宇治市にてフィールドワークを実施した。午前中は宇治山宣会の薮田秀雄氏の案内で、旅館「花やしき浮舟園」敷地内の山本宣治資料展示室を見学した。多様な資料を確認しながら山本宣治の生涯を辿るなかで、生物学者ならびに社会運動家、政治家としての広範な活動について知ることとなった。産児調節運動や小作運動、治安維持法への対処など、山本宣治の諸活動においていかなる思想や学問的背景があったのか改めて学ぶ機会となった。その後、山本宣治の墓碑も参り、山本宣治による活動の歴史的位置づけについて議論を深めた。 午後には宇治市伊勢田町にあるウトロ地区を訪問した。長年、当該地域の支援にあたっているウトロを守る会の斎藤正樹氏の案内のもと、フィールドワークを実施した。開設したばかりのウトロ平和祈念館の資料展示から当該地域の歴史や現状を理解したうえで、すでに整備、移住が進みつつある地域内を見学した。とりわけ2021年8月に起こった火災跡を前にして、本放火事件の社会的意味を考えることにもなった。その後、ウトロ平和祈念館に戻り、斎藤氏ならびに田川明子館長と懇談する中で、多様な人々が出会う場として、さらには在日朝鮮人史をはじめとする研究・教育の拠点など、本館が有する可能性も提示された。 参加者は6名(オブザーバー1名含む)であった。 |
開催日時 | 第1回研究会・2022年5月27日 15時~17時30分 |
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開催場所 | 同志社大学良心館RY412教室 オンライン併用 |
テーマ |
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発表者 | 本岡拓哉 |
研究会内容 |
第1回研究会は前後半の二部構成で実施した。まず前半部では、本部門研究会が立ち上げられて以降初めての研究会のため、メンバーの交流をはかるべく、それぞれ研究員の自己紹介ならびに本部門研究会の活動方針が述べられた。今回の部門研究のテーマである「空間」と「社会」の関係性を考慮に入れつつ、近現代京都でいかに研究が可能か、研究員それぞれの専門やフィールドに即して研究計画が報告された。各研究計画の周知を通じて、祇園祭などの文化事象、部落問題などの周縁性、近年のジェントリフィケーションを含めた都市開発といった諸事象をめぐる共同調査や研究の可能性も提示された。また、研究会の運営については、各研究員の研究成果報告だけではなく、ゲスト講師による講演のほか、さまざまな現場へのフィールドワークも積極的に実施することが確認された。 後半部では、部門代表の本岡拓哉氏による「戦後京都、橋下住人をめぐる社会と空間」の報告がなされた。本報告の目的は、1950年代および1960年代において、京都市内を流れる河川に架かる橋の下に住まう人々の生成に光を当て、彼らの生きる姿や生活実態の復原を試み、その消滅の過程から当時の京都市行政のあり方について検討を行なうということであった。本報告を通じて、戦後都市社会の多層性や戦後の住宅問題解消の複線性が示されるとともに、京都固有の都市性が明示された。報告後の議論においては、京都特有の地域性として、河川環境を中心とした自然環境のあり方や災害との関係性が取り上げられ、より広い歴史的な検討が必要であることも指摘された。 参加者は19名(オブザーバー2名含む)であった。 |