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第10研究 日本における非常食に関する史的研究 研究代表者:川満 直樹(商学部)
日本人は、長い間、災害とともに暮らし、災いと災いの間(災間)を生きてきた。にもかかわらず、いくつかの先行研究が指摘するように、日本での災害に関する歴史研究は十分に行われてきたとは言えない。ましてや非常時や災害時の食のあり方については、歴史研究としてまとめられた研究業績は多くないと言えるであろう。
第10研究では、「社会のなかの非常食」という視点で考察を進める。これまでの災害史、食物史や災害食を含む非常食などの研究で、これまで分析の主軸として位置づけられてこなかった非常食を考察の中心に据え、それによって新たに現出する実態をそれぞれの時代あるいは社会と関連付けながら、これまで明らかにされてこなかった歴史像を描出する。なお、研究会は春学期の4月~7月と秋学期の10月~12月の年7回開催する予定である。