このページの本文へ移動
ページの先頭です
以下、ナビゲーションになります
以下、本文になります

第14研究 近現代京都、まちの景観/風景に関する学際的研究  研究代表者:本岡 拓哉(人文科学研究所)

 本研究会は、歴史学や社会学、経済史、美術史、民俗学、人文地理学などの諸分野の研究者が集まり、近現代京都におけるくらしやまちの景観を多角的にアプローチしていく。景観の歴史的研究や景観表象分析に加えて、景観を構成する社会や政治、文化的営為の検討など、景観を関係的に把握し、かつ動態的に捉えるといった研究が行われうる。そこでは同志社大学人文科学研究所が所蔵する写真や映像、地図や絵画などの図像資料も積極的に利用する。所属するメンバーはこれらの目的や研究手法を共有し、生活や文化、社会運動や経済活動、行政や政治、差別や排除など諸事象を対象に設定し、近現代京都の種別性や奥行きを明示していくことを目指す。

2025年度

開催日時 第1回研究会 2025年4月25日 16時30分~18時30分
開催場所 同志社大学今出川校地 徳照館会議室(オンライン併用)
テーマ 研究メンバーの顔合わせ、研究活動の共有
研究会内容
 今期初めての研究会のため、第1回研究会はメンバーの交流をはかるべく、それぞれ研究員の顔合わせ並びに研究活動の共有を図った。
 まず、研究代表を務める本岡拓哉から本部門研究会の目的として、近現代の京都の人びとの「くらし」や「まち」をめぐる社会・政治構造を浮き彫りにすることが掲げられ、「景観」を研究対象および分析視角に設定することが示された。後者については、人文地理学による景観概念や先行研究を踏まえて、景観の歴史的アプローチや景観表象分析に加えて、景観を構成する社会や政治、文化的営為の検討など、景観を関係的に把握し、かつ動態的に捉えるといった視座が研究メンバー間で共有された。
 その後、各メンバーによる3年間の研究活動内容や研究成果の出し方が提示され、共同研究の可能性についても話し合われた。後者の共同研究に関しては、代表の本岡の方から、同志社人文研資料のうち特に図像資料の活用が促され、地図や写真、名所図会などの観光資料、さらには博覧会資料など、具体的な活用方法についての提案もあった。
 参加者はオンラインを含めて20名であった。